ウレタンスポンジのことをどこまで知っていますか?
スポンジ専門店が説明するウレタンスポンジについて

皆様はウレタンフォームまたはウレタンスポンジと言ったら何を浮かべますか? そしてウレタンフォームとウレタンスポンジの違いが分かりますか? 結論から言いますとウレタンフォームとウレタンスポンジは同じものです。 ウレタンフォーム、ウレタンスポンジ、スポンジなど様々な呼び方があるだけのことです。 このページではウレタンスポンジについての説明をします。
1.ウレタンスポンジについて
・ウレタンスポンジは連続気泡
2.ウレタンスポンジの特徴
・原料で硬さと弾性が決まる
・硬さで比較したウレタンスポンジ
・弾性で比較したウレタンスポンジ
・硬さと弾性について
3.ウレタンスポンジの用途について
世の中には様々なところでウレタンスポンジが使用されていることを皆さんはご存知ですか?
身近なところでも使われていますが、見えないところでも使われております。
身近なところでは食器洗い用や洗車用のスポンジ、また輸送用の梱包材や緩衝材などに使われております。
見えないところでは、ソファや椅子、バイクシート、車のシートの中身などに使われております。
様々なところで活躍をしているスポンジ、種類も様々です。その違いは何かについて硬さと弾性を比較しながら説明したいと思います。
ウレタンスポンジは連続気泡
ウレタンスポンジは原料を発泡して作った発泡品です。ウレタンスポンジの大きな特徴は水も空気も通すことです。原料を発泡する際に重なって発泡されることを連続気泡と言います。泡が連続することで泡の中に水や空気が通る道ができます。詳しくは下記の画像をご覧ください。
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水を通すと気泡の中に水がたまります。 |
ウレタンスポンジ(連続気泡)は
水、空気が通りやすい |
泡が独立していないため水や空気が通るように なります。防音、遮音に使用するには 大きな効果が得られません。 食器洗い用のスポンジが例です。 |
原料でウレタンスポンジの特徴が決まる
ウレタンスポンジはポリオールとイソシアネートを主成分として、発泡剤、整泡剤、触媒、着色剤などを混合し樹脂化させながら発泡させた材質です。気泡が連続し柔らかく、復元性のあるものを「軟質ウレタンスポンジ」と言います。高い反発弾性、早い変形戻り性を持つものを「高弾性ウレタンスポンジ」と言います。成分の配合を変えることにより、低反発、吸音特化、導電性、などの機能性を持ったさまざまなウレタンスポンジの生成が可能です。 生活の中で使用するスポンジは硬さと弾性を比較して決めると次のようになります。
硬さで比較するウレタンスポンジ









弾性で比較するウレタンスポンジ








硬さと弾性について
ウレタンスポンジは硬さが同じであっても弾性の差によって用途が変わります。製品を運ぶ際に使用される梱包材や緩衝材には弾性のないスポンジがおすすめです。弾性があると移動の際、製品が揺れる可能性が非常に高いです。弾性のあるウレタンスポンジは椅子、マットレス、ソファーなどの家具クッション材として使用することをおすすめします。沈み込まない、しっかり支えるほどよい緊張感が保つことができます。 各スポンジの硬さと弾性に星を付けると次のようになります。
スポンジの種類 | 硬さ | 弾性 |
やわらかいウレタンスポンジ | ![]() | ![]() |
やわらかい高弾性ウレタンスポンジ | ![]() | ![]() |
硬めの高弾性ウレタンスポンジ | ![]() | ![]() |
やわらかいウレタンチップスポンジ | ![]() | ![]() |
少し硬めのウレタンチップスポンジ | ![]() | ![]() |
硬めの白ウレタンチップスポンジ | ![]() | ![]() |
低反発ウレタンスポンジ | ![]() | ![]() |
硬めのウレタンスポンジ | ![]() | ![]() |











